関東土質試験協同組合
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土粒子の密度試験 (JIS A 1202) (JGS 0111)

土粒子の密度試験は、土における土粒子部分の単位体積質量を表します。土を構成する成分は、主に無機質の鉱物や石灰質分、有機質分などです。一般的な無機質の鉱物の密度が2.5~2.8g/㎤であるので、土粒子の密度も同じような値となることが多いです。有機質分を多く含む土は、土粒子の密度が2 g/㎤以下になることもあります。したがって、土粒子の密度のみから土の特性を表すことや土を分類することはできませんが、他の物性値の算出に利用される「基本物性値」として極めて重要となります。
 試験としては、土粒子質量は土を炉乾燥することで直接的に求め、体積はピクノメーターにより同体積の水の質量を測定することで求めます。水の体積は温度によって変化するため、当組合では恒温室内の温度変化の少ない環境(22℃±2℃)で測定を行っています。特に、当組合においては、「土粒子のみの体積を正確に求める」ために、団粒化した試料の十分なときほぐしや内包する気泡の除去のための煮沸時間の確保(2時間以上でこまめにピクノメーターを揺すり脱気させる)及び乾燥試料の吸湿防止、測定場所や測定時間など測定環境にも注意を払い、さらに、容器や電子天秤の検定の充実など細かい部分や丁寧な作業による精度の確保に留意しています。

(技術部試験課・後藤健太)

図1:試料煮沸中の様子
図1:試料煮沸中の様子 
図2:(試料+蒸留水+ピクノメーター) 質量の測定の様子
図2:(試料+蒸留水+ピクノメーター)
質量の測定の様子

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