関東土質試験協同組合
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突固めによる土の締固め試験

土構造物の造成現場では「土の締固め」を行い、強度・支持力・遮水性などの改善を図りますが、事前に土の締固め特性を把握する必要があり「突固めによる土の締固め試験」を実施して、最適含水比および最大乾燥密度を求めます。試験方法は最大粒径と突き固めのエネルギーによって呼び名A~Eに分けられ、そこからa:乾燥繰返し法、b:乾燥非繰返し法、c:湿潤非繰返し法の三種類に分かれます。
 最も多くご依頼いただくA-c法は最大粒径19mmまでの試料を対象とし、10cmモールドを使用します。締固め点数を最小の6点で実施する場合でも18kg程必要になります。一般的なサイズ(48cm×62cm)の土嚢袋であれば、満杯にした1袋程です。また、最大粒径37.5mmまでの試料でご依頼される15cmモールドを使用したB-c法では、少なくとも36kg程必要になります。(満杯にした土嚢2袋程)
 試料量が不足すると実施できる点数が限られてしまいますので、手戻りのないように試料は少し多めにご用意いただければ幸いです。

( 表-9.1は 地盤工学会「土質試験 基本と手引き」より引用 )
( 表-9.1は 地盤工学会「土質試験 基本と手引き」より引用 )

(技術部試験課・ 山田 賢治)

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