関東土質試験協同組合
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第11回技術交流会に参加して

試験課 小野 晃裕

2023年10月5日~6日にかけて北海道土質試験協同組合で行われた、第11回技術交流会に私、小野と金倉職員の2名が参加しました。
 1日目は、各組合の若手技術者による発表や技術実習、懇親会があり、2日目は、岡山大学名誉教授の西垣先生による講演や北海道土質試験協同組合の施設見学がありました。

1日目:当組合からは金倉職員が「自己紹介と組合の近況報告」について発表を行いました(写真1)。自らが掲げた目標以上に成長することを期待しています。

写真1 (金倉職員発表風景)
写真1 (金倉職員発表風景)

写真2 (泥炭)

次の、技術実習(物理試験・力学試験)では、北海道の泥炭の取り扱いについて学びました。泥炭は大部分が腐植物で構成されるため、「粒度試験においては、ふるい分けと沈降分析との境界部に差が生じる」、「一軸圧縮試験時の非排水性が保たれない」など、取り扱いには注意しないといけないことが分かりました(写真2)。
 また、後日行われた現場見学では、泥炭の採取方法を知ることができました。


写真3 (球体落下試験用機具)

技術実習(材料試験)では、主に締固め試験や寒冷地独特の試験方法について学びました。球体落下試験法(重さ4kgの半球状の鉄球を高さ60cmから落下させ、そのときの土のへこみ深さを測定する簡便な試験)は、その場で試験結果がわかるため現場でも試験が行えるそうです。(写真3)
 懇親会ではジンギスカンを堪能しながら西垣名誉教授や他の組合の方々と楽しく話をすることができました。

2日目:西垣名誉教授の土質試験の改善というテーマの講演を聴きました。私が担当する透水試験で稀に用いるベントナイトの性質についてのお話は、とても興味深いものでした。膨潤する・しないの基準となる塩分濃度や膨潤の不可逆性など、とても参考になりました。
 最後に、北海道土質試験協同組合の皆様方、色々お世話になりました。来年は、関東で技術者交流会を行うので是非いらしてください。ありがとうございました。

以上


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